アムアム☆承認欲求フィーバー

ネットが産みし悪鬼の駄文

オールスターダスト計画 完全な主観によるガチ考察

オールスターダスト計画

https://nico.ms/sm35331606

 

この動画は先日行われた「音MAD 非参加者 match」という音MADイベントで見事優勝に選ばれた作品だ。

 

映像、音声共にクオリティが高く、ストーリーもとても奥深く優勝に相応しい作品だと自分は思う。

 

しかし、この事を知っているのはこの地球に住む80億人の中でもごく僅かであり、ほとんどの人類はこのオールスターダスト計画を知らない。

 

 

 

それでいいのか。

 

 

 

いいはずがない。

この動画は多くの人に知ってもらわなければならない。

 

 

 

なので誠に勝手ながらオールスターダスト計画のストーリーの内容を把握できる限り詳しく書いていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、人気YouTuberのSEIKINから地球に向けメッセージが届くところからこの物語は始まる。

「決戦の日が決まりました。一言で言えばこの瞬間を大切に」

 

 

 

 

三年前にデビューし現在ではYouTuberのトップに登り詰めたSEIKINの真の目的はこの世界で最強の存在である神を完全復活させある野望を達成する事だった。それが「オールスターダスト計画」である。

 

そして彼はレジギガスという神を復活させ地球を破壊しに訪れた。

 

 

それを阻止するべく地球のMAD素材達は立ち上がった。

野獣先輩、たれぞう、BMEなどの例のアレ達はレジギガスを倒そうと力を合わせるが神となったSEIKINの前では無力。抵抗も虚しく、地球は破壊されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、もう一つの地球ではある男が星のトップである輝夜月の元へ芝刈り機に乗り先を急いでいた。

 

そう、SEIKINの弟 オナキンである。

 

 

三年前、SEIKINとオナキンは仲も良く、二人で発明家をしていた。

ついに二人は浴びた物を巨大化させる液体「lawtion(ローション)」の試作品を発明した。

 

このローションを使って弟のオナキンは「チンチン膨張したい」と夢を語るが兄のSEIKINは「破壊の先に創造あり」とlawtionを兵器として使うことをほのめかす。

そこで兄弟の意見が食い違ってしまい激しい口論となってしまった。

結果SEIKINは試作品のlawtionと共に何処かへ消えてしまったのだ。

 

 

 

そして現在、lawtionを完成させこちら側の地球を破壊するために戻ってくる兄を止めるために弟は輝夜月に頼んで音MADオールスターという精鋭達を集めてもらったのだ。

 

 

そして決戦の時―

 

 

音MADオールスター達は不利な状況を強いられながらも必死に応戦を続ける。

そして地球側に勝機が見え始め、ようやくSEIKINにトドメを刺そうとした瞬間―

 

see you next time……

 

lawtionの力によりレジギガスと合体したSEIKINの声と共に全てが爆発した。

宇宙に彷徨う音MADオールスターと共に絶望溢れるオナキンはある事を思い出す。

 

2つの世界の強い意志を持つもの同士は共鳴し心身を一つにし、人智を超える力を得るらしい、と。

 

 

オナキンは宇宙に漂うマタドガス(BME)に強い意志を感じる事に気づく。

lawtionの力も得たオナキンは仲間達のアナ…ゥの力を借り見事マタドガスとの合体に成功する。

 

 

 

そして二人の兄弟喧嘩は宇宙を越え、人智を越え、とてつもなく激しい戦いとなった。

 

 

 

 

 

そしてオナキンは勝利しオールスターダスト計画をギリギリの所で阻止する事に成功した。

SEIKINとレジギガスは封印される事になり、長い戦いは幕を下ろした。

 

しかし木っ端微塵に粉砕された地球は二度と元に戻らない。

そこでロイ(BME)は自身の玉を使い新たな星を生成し、人々は敬意を込めてその新世界を"ブギヴギEARTH"と呼ぶのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがだったであろうか。文字に起こすととてつもない物語である。

 

悪役の恐怖、仲間達との友情、そして息を呑む激しい戦い。今の特撮に負けず劣らずの物語である。改造戦隊ブギレンジャーが放送される日もそう遠くないだろう。

 

 

 

 

 

 

しかし、皆さんはこの動画をただの勧善懲悪モノのストーリーと思ってないだろうか。

この動画には沢山の隠された伏線、意図、想いが詰まってる事を私は発見した。

 

 

ここからは完全な私の主観による細かい考察をしていきたい。

 

 

 

 

 

まず、この動画はこちら亀有公園前派出所のアニメのテレビを見る時の注意の動画から始まる。そして警察官が拳銃を持ち失踪したというニュースに続く。

 

ここから全ては始まっている。

 

こち亀は「世界一発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス記録を持っているほど長く連載されていた漫画である。

そのこち亀のアニメの一番最初に流れるのがテレビを見る時の注意である。

 

これは「とてつもなく長いものの始まり」を意味している。

 

 

 

さらに、警察官のニュース。これは劇団獅子と呼ばれる匿名音MAD集団が投稿した「ソニーコンピューターエンタテインメント合作」という動画の終盤に乱用されており、この合作は20分にもおける大作であり一言でいえばカオスな作品であった。

この事より、「長く続いた混沌の終焉」を意味するとも捉えられる。

 

 

頭のいい皆さんならもう気づいたかと思うが、

「とてつもなく長いものの始まり」

「長く続いた混沌の終焉」

この二つは地球の誕生、そしてオールスターダスト計画による破壊を暗喩しているのだ。

 

 

 

そしてSEIKINが現れ、「見てくださいよこの地球」と見せるシーンがある。

このシーン、どこか不自然な部分がある。

 

SEIKINの持っている地球には陸が一切無い。

 

おそらく、SEIKINにはこの青く美しい地球にこそ破壊する意味があるという思想を持ち、陸に住む人類の事など邪魔という認識を持っているだろう。

 

つまり、SEIKINのオールスターダスト計画の目的は侵略、世界征服などではなく「美しい物を破壊したい」という単なる大きなヴァンダリズムの衝動なのである。

 

そこに彼は異常な執着を燃やしているだけなのだ。

 

 

そのためにSEIKINはレジギガスの形をした神を召喚した。

しかし、何故レジギガスなのか?

 

 

ある一説ではレジギガスも含まれるレジ系は戦争と深く関係があると言われている。

ポケモンのレジ系3体の都市伝説

人類が最も恐れるもの、それは戦争である。

SEIKINは一番効率的な方法で人類に恐怖を植えさせ計画を優位に進めようとしたのだと思う。

実際、少佐も「一心不乱の大戦争を!!」と叫んでいる。

 

 

一番最初に不審に思った方もいるかもしれないがこの世界には地球が2つある。

最初に破壊された地球、そこで抵抗していた音MADオールスターには「例のアレ」が多く見られた。

例のアレはあまり万人には好かれず、常に肩身の狭い思いをしてきたのだろう。

その為、例のアレ達はもう一つの地球を見つけ出しそこに移住し、自分たちで発展させていったのではないかと考えられる。

 

そんな地球が破壊され、弟のオナキンが立ち上がる。

 

彼が乗っていた芝刈り機。あれは英語でlawn-mowerと呼ばれる。

nを抜けば「law mower」となり「既存の法則を刈るもの」という意味にも捉えられる。

「既存の法則の破壊」を意味するlawtionと語源が似ているのは偶然ではないはずだ。

 

 

回想の中で兄弟で口論をしSEIKINが消えるシーンがあったと思うが、そこでSEIKINはカメラでオナキンの写真を撮って消えていったのが少し違和感を感じる。

写真を撮るという意味の英語「take」には

・力づくで物を取る

・手段をとる

・必要とする

という意味もあり、これから自身の行おうとすることを暗喩していたのではないのだろうか。

 

 

 

そしてオナキンは一度合体したSEIKINに負け、仲間と共に宇宙へ散らばってしまう。

 

そこでBMEとlawtionの力を得て合体するのだがそのlawtionはどこから出てきたのかと皆さんは思ったのではないか。

 

その答えは簡単。

芝刈り機である。

先程lawtionとlaw mowerの類似性について説明したが、これはきっと芝刈り機がlawtionを動力にして動くと結論づけられる。

芝刈り機が破壊された結果、中のlawtionがオナキンに降りかかり合体に成功したのであろう。

 

 

もう一つ疑問がある。

何故BMEなのか。

BME身体改造に関するコンテンツの事であり、自然から生まれた人体に科学の手が加えられることによるいわば第六時代への進化である。

 

オナキンも口を開けば出てくるのは下ネタの嵐。これは性欲が極限にまで高まった人間の最終的な姿であり、いわば第六時代への進化と言ってもいいだろう。

そんな二つが惹かれ合い、合体したのである。

 

 

 

 

 

こうして最大の宇宙規模での兄弟喧嘩が行われ、弟の勝利で幕を閉じた。

 

破壊に成功しヴァンダリズムを満たしたと思われていたSEIKINだったが後に新たなるブギヴギEARTHが創造された事は知る由もない。

 

SEIKINのオールスターダスト計画は果たして阻止する事に成功したと言えるのだろうか。

 

いや、そんな事はどうでもいい。

 

破壊の先に創造あり。

 

SEIKINがかつて言った言葉であり、彼の言った通りになったこの新しい世界では本当の幸せは待っているのか。

 

我々の地球でも現在戦争という破壊と創造が繰り返されている。

 

この作品は地球に対する我々の価値観に意義を唱えるアンチテーゼとしての意味を持っていると考えられる。

 

この偉大な作品を作ってくれたはごろも兵器氏、さくれい氏には尊敬の念を抱かざるを得ないとともに、ここまでめちゃくちゃな事を書いてしまったことをお詫び申し上げたい。

 

これからも音MADの破壊と創造、そして繁栄を切に願っている。

 

 

ここまで見てくださりありがとうございました。